2型自然リンパ球の新規抑制因子の同定と抗アレルギー・抗線維化作用の探索

理化学研究所生命機能科学研究センター
細胞システム動態予測研究チーム

城口 克之

2型自然リンパ球(ILC2)は迅速大量に2型サイトカインを産生し、寄生虫感染に対する生体防御に重要である。医生物学研究所の生田らはILC2抑制因子としてCD45を新たに同定した。本共同研究では、理化学研究所の城口らが開発したデジタルRNA-seq法による網羅的な遺伝子発現解析法とCD45欠損マウスを用い、CD45および下流分子によるILC2の分化、成熟、維持および機能の抑制メカニズムを解明する。