抗ウイルス免疫応答の性差の機序の解明

理化学研究所 生命医科学研究センター
サイトカイン制御研究チーム

久保 允人

ウイルス感染に対する免疫応答には免疫性差が存在し、性ホルモンの関与が示唆される。本共同研究では、T細胞特異的なアンドロゲン受容体(AR)欠損マウスとIFN--Venusレポーターマウスを用いて、インフルエンザウイルス感染時のヘルパーT細胞の分化と機能ならびにB細胞の抗体産生応答を解析する。本研究により、ウイルス感染時におけるアンドロゲンによるT細胞の制御を明らかにし、免疫性差のメカニズムを解明する。