ヒトおよびマウスES細胞両方に有効なデグロンシステムの分子メカニズムの解析

京都大学大学院
医学研究科附属動物実験施設
成瀬 智恵
私たちは個体におけるタンパク質ノックダウン方法の開発を行っています。その中で,齧歯類では起こらないとされていたタンパク質の分解および細胞の分化状態の違いによる分解活性の違いを見出しました。本研究では,ヒトと齧歯類ES細胞を用いて,動物種および分化状態におけるタンパク質分解を解析し,細胞の未分化および分化を規定するメカニズムの解明や,細胞種ごとのタンパク質ノックダウン方法の最適化を目指します。
