構造理論と蛍光イメージング、光遺伝学を用いた細胞周期ネットワークの統合的理解

自然科学研究機構
生命創成探究センター/基礎生物学研究所

青木 一洋

細胞周期はCyclinやCDKとそれらを制御する分子によって構成される複数のフィードバック反応によって実装されている。このため、実験・理論いずれのアプローチもそれ単体では細胞周期のような複雑なシステムの挙動の理解は困難である。本研究では、構造分岐解析によって推定された細胞周期ネットワークの緩衝構造を実験により検証することにより、細胞周期ネットワークの統合的な理解や新規機構の発見を目指す。