タイトジャンクション構成タンパク質の液-液相分離による上皮バリア制御

帝京大学
先端総合研究機構

月田 早智子

上皮細胞がタイトジャンクション(TJ)により互いに側面で強く接着し、TJの接着分子クローディン(Cldn)が細胞間バリアを構築することで上皮バリアが構成される。TJでは27種類のCldnのサブタイプが生体部位ごとに異なる比率で発現して重合して多様な上皮バリアが形成される。本研究では、その重合が、TJを裏打ちする新規微小管結合タンパク質のLLPSで制御されることについて、個体レベルでの研究を進める。