CRISPRスクリーニングを用いたHIVキャプシドによる抗ウイルス応答制御の網羅的解析

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター研究所
ウイルス構造機能研究部

町田 晋一

HIV感染症の多くはパンデミック型HIV-1により起こり、HIV-2など非パンデミック型は少数である。この違いはパンデミック型HIV-1のキャプシド構造による抗ウイルス応答の調節に関連しているが、メカニズムの詳細は不明である。本研究ではCRISPRスクリーニングとクライオ電子顕微鏡を駆使し、キャプシドによる抗ウイルス応答制御のメカニズムを包括的に明らかにすることを目指す。