Non-coding RNA配列が引き起こす染色体不安定化と自然免疫活性化機構の解明

理化学研究所 生命医科学研究センター

三好 知一郎

ゲノム上を移動するDNA配列であるヒトレトロトランスポゾンは、進化や疾患にもつながるゲノム変化を引き起こすだけでなく、近年は自然免疫を活性化することも指摘されているが、その制御機構は未解明である。本共同研究ではCRISPRシステムを用いた遺伝学的なスクリーニングによって、その制御因子の同定およびこれを免疫応答から回避するシステムの理解を目指す。