プラズモニックナノワイヤーを用いた力学的拘束に起因する休眠がん細胞の代謝過程解明

京都大学白眉センター

猪瀬 朋子

本研究では、「力学的拘束により休眠状態に誘導されるがん細胞は、他の環境要因による休眠誘導と同じ代謝経路を辿るのか?」という問いに答えるため、単一細胞レベルで生細胞内のグルコースなどの代謝関連物質の濃度を検出可能な、プラズモニックナノワイヤー単一細胞内代謝活性測定法を開発する。開発手法を用いてがん細胞の代謝活性を経時的に定量解析することで、休眠誘導過程の分子機構と代謝活性との関係性の解明を目指す。