肺障害(急性呼吸促迫症候群、ARDS)における機械受容体PIEZO2感覚神経の寄与の解明

大阪大学大学院医学系研究科 麻酔集中治療医学教室

吉田 健史

本研究では、ARDS(急性呼吸促迫症候群)及びALI(急性肺傷害)の自発呼吸関連肺傷害の発症機序を、肺に投射するPIEZO2発現感覚神経に着目して解析する。ALIモデルマウスを用い、肺におけるPIEZO2活性化神経末端の可視化技術を組み合わることによりこれらの関係を解明する。さらにPIEZO2欠損モデルやオメガ2脂肪酸添加による改善効果を検証し、急性呼吸不全の新規治療法開発を目指す。