皮膚・毛包におけるタイトジャンクションタンパク質Claudinの役割

帝京大学先端総合研究機構

月田 早智子

タイトジャンクションの上皮細胞間接着分子クローディン(Cldn)の27種類のサブタイプは、生体部位により異なる発現パターンを示す。皮膚では、 Cldn1やCldn3が多く発現することで、上皮バリアでの水の透過が大幅に制限され、その変異は、ヒトのアトピー様皮膚症状などを引き起こす。本研究では、皮膚特異的にCldnの発現を制御できるノックアウトマウスの系を確立し、病態機序の解明とその操作法を開拓する。