京都大学 ウイルス・再生医科学研究所

附属感染症モデル研究センター

ウイルス感染症モデル分野

メンバー

教授 明里 宏文(akari.hirofumi.5z*kyoto-u.ac.jp)

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研究内容

当分野では、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)やヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)等による難治性ウイルス感染症の研究を行っています。

  • HIV: 未治療の感染者は多くの場合エイズを発症します。抗HIV薬の服用によりHIV増殖を効率よく抑制しエイズに至りません。しかし薬の服用を止めるとHIV増殖およびエイズ病態へ進行するため、生涯薬に依存せざるを得ないのが実情です。
  • HTLV: 感染者の5%が成人T細胞白血病(ATL)やHTLV関連脊髄症(HAM)を発症することが知られています。HTLVに有効な薬はまだ開発されていません。一度ATLやHAMを発症すると、その治療は困難です。

これらのウイルスで共通する特徴として、一度感染すると終生感染が持続し、現在の医療ではその除去・根治は不可能なことが挙げられます。言い換えれば、これらのウイルスは生体内に隠れ家(リザーバーと言います)を持ち、そこでは巧妙なシステムにより宿主免疫から逃れることが出来るのです。

私達は独自の霊長類モデルを用いて、感染者での解析(介入研究)が困難な研究、すなわちリザーバーの維持機構や生体内での局在・動態に焦点を当て研究を行っています。同時に、こうした研究成果をもとに、感染ウイルスの除去、根治を目標とした新しい治療法やワクチンの開発研究を進めています。

大学院教育について

  • 理学研究科生物科学専攻(霊長類学・野生動物系:感染症分科)

学生

  • 博士研究員2名、大学院生5名(博士課程2名、修士課程3名)、研究生2名、学部研修生1名

連絡先

担当 教授 明里 宏文
TEL 075-751-4798
E-mail akari.hirofumi.5z*kyoto-u.ac.jp(*を @ に変えてください)