京都大学 ウイルス・再生医科学研究所

ウイルス研究の潮流シリーズセミナー:B型肝炎ウイルスの宿主選り好み 〜 感染成功・不成功の分け目にあるもの 〜

日時: 2019年6月26日(水)16:00〜17:30
場所: 京都大学ウイルス再生研2号館(旧ウイルス研本館)1階セミナー室
演者: 渡士 幸一 先生
    国立感染症研究所ウイルス第二部・主任研究官
   (東京理科大学大学院理工学研究科応用生物・客員教授/渡士研主任)
演題: B型肝炎ウイルスの宿主選り好み
〜 感染成功・不成功の分け目にあるもの 〜

講演要旨

B型肝炎ウイルス(HBV)は、肝がん発症最大の原因となる”克服すべき病原体”としての側面とともに、特徴的な不完全二重鎖DNAゲノム、そのDNAが感染後RNAを経てDNAに再変換される増幅システム、高度な宿主選り好み戦略を持つ非常に”珍妙なウイルス”です。他の肝炎ウイルス4種より古く発見された割にpoorな実験系から解析は遅れ、近年ようやく研究進展の素地が整ってきました。

私たちはHBV培養系の構築から感染分子機構、宿主との共進化、細胞内ウイルス動態のモデル化、受容体共役因子の同定から創薬研究までを包括的に進め、ウイルス感染にまつわる5W1Hに興味を持っています。今回は研究の一部を、HBV細胞内侵入を切り口にご紹介いたします。

(言語:日本語 Language: Japanese)

 

主催 京都大学ウイルス・再生医科学研究所
世話人 システムウイルス学   小柳義夫(TEL:075-751-4813)