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2018年07月18日
ウイルス研究の潮流シリーズセミナー:麻疹ウイルスを科学する:病態理解から新次元の応用へ
日時: 2018年7月18日 (水)16:00~17:30
場所: 京都大学ウイルス再生研2 号館 (旧ウイルス研本館)1 階セミナー室
演者: 竹田 誠 先生
(国立感染症研究所 ウイルス第三部 部長)
演題: 麻疹ウイルスを科学する:病態理解から新次元の応用へ

講演要旨

1990 年に小船富美夫博士によって野生型麻疹ウイルスが世界で初めて分離された。その発見が基礎となり、2000 年に麻疹ウイルスの受容体(SLAM)が同定された。同年、野生型麻疹ウイルスの遺伝子操作系が開発され、その後、麻疹の病態や麻疹ウイルスの病原性発現機構の理解が飛躍的に進んだ。
本講演では、麻疹ウイルスに関する発見の歴史とともに、麻疹の病態理解の最新知見を紹介し、麻疹ウイルス遺伝子操作系の果たした役割や、その究極の発展系ともいえる光制御性麻疹ウイルスベクターの開発や再生医療への応用などについて紹介する。
また、麻疹ウイルスが属するモルビリウイルス属ウイルスの進化と哺乳動物との関連、宿主域決定に関する最新データを紹介する。

(言語 日本語)

 

 

 

主 催 京都大学ウイルス・再生医科学研究所
連絡先 微細構造ウイルス学 野田 岳志 TEL:075-751-4020)