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2018年06月20日
ウイルス研究の潮流シリーズセミナー: ウイルス研究における配列データの情報解析・マイニング
日時: 2018年6月20日 (水)16:00~17:00
場所: 京都大学ウイルス再生研2 号館(旧ウイルス研本館)
1 階セミナー室
演者: 中岡 慎治 博士
JST・さきがけ、東京大学 生産技術研究所
演題: ウイルス研究における配列データの情報解析・マイニング

講演要旨

次世代シーケンサーを工夫して利用することで、配列の短い断片からゲノム同定、遺伝子発現変動解析、エピゲノムの解析といった多種多様な解析が可能である。配列データの情報解析、データマイニングでは、データの種類や知りたい現象に応じて、用いるソフトウェアや情報・統計処理が変わってくる。今日では、ウェブ上でバイオインフォマティクスや機械学習の講義が閲覧でき、またチュートリアルをみれば解析方法を自前で再現できるため、いつでも勉強をして解析を行える状況にある、にも関わらず、実際にデータ解析を完了するまでに様々な障壁があるため、思うようにデータ解析を進められない現状がある。
ソフトウェアのインストールによる解析環境のインフラ整備、馴染みのない数理統計手法を用いる不安、実践的な解析で必要な柔軟な対応といった障壁の克服が必要となる。
本講演では、トランスクリプトームデータを取得しデータ解析の必要性に直面するも DIY(Do It Yourself) 以外他に術がなくなった状況を想定し、最終的にインフラ整備から発展的な解析まで行うに至る過程に即してデータ解析・マイニング手法を紹介する。最後に、自分自身が今現在進めているウイルス・バクテリアのショットガンメタゲノムデータからマイニングする情報解析パイプラインとバイローム解析について報告する。
(言語 日本語)

 

 

 

主 催 京都大学ウイルス・再生医科学研究所
連絡先 システムウイルス分野 小柳 義夫(TEL:075-751-4811)