2025年5月21日 【Multimodal ECM セミナー】腱細胞力学応答と細胞内・細胞外の力との関係 |
日時: | 2025年5月21日(水)13:00~ |
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場所: | 医生物学研究所 1号館1階会議室(134室) |
演者: | 前田 英次郎 准教授 名古屋大学大学院工学研究科機械システム工学専攻 |
演題: | 腱細胞力学応答と細胞内・細胞外の力との関係 |
講演要旨
腱は力学負荷の増減に対して構造と機能(強度や弾生率などの力学特性)を変
化させることはよく知られている.その適応現象は主として腱の内部に存在す
る腱細胞が担っており,腱細胞の力学刺激応答の機序,およびその応答パターン
は長年研究者の興味を集めてきた.腱はコラーゲン線維が束となった構造をも
ち,腱細胞はその線維間に存在する.腱には主として引張負荷が作用するため,
腱細胞も主として引張刺激に応答していると考えられている.しかし,その応答
メカニズムはそれほど単純ではないことが近年の研究で明らかになってきた.
本セミナーでは腱組織のバイオメカニクス,メカノバイオロジーを統合的に解
説し,腱細胞の力学応答現象と細胞内・細胞外の力の関係について議論したい.
主催:
医⽣物学研究所 発⽣システム制御分野 三井 優輔
Mail:mii.yusuke.7j[@]kyoto-u.ac.jp