2023年2月17日 【ウイルス学の潮流セミナー2023】ヒトT細胞白血病ウイルス1型の病原性発現機構: ウイルス研究所での21年間の研究成果 |
日時: | 2023年2月17日(金)16:00~17:30 |
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場所: | 京都大学医生物学研究所 1号館1階会議室(134室) |
演者: | 松岡 雅雄 教授 熊本大学生命科学研究部血液・膠原病・感染症内科学講座 |
演題: | ヒトT細胞白血病ウイルス1型の病原性発現機構:ウイルス研究所での21年間の研究成果 |
講演要旨
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は長い潜伏期間の後に一部の感染者に成人T細胞白血病(ATL)を引き起こす。HTLV-1はヒトで発見された初めてのレトロウイルスであり、その後の医学研究にも大きな影響を与えた。HTLV-1の研究からTaxが発がんに中心的な役割を果たすウイルス遺伝子であると考えられてきたが、我々はHTLV-1のマイナス鎖にコードされるHTLV-1 bZIP factor(HBZ)が病原性に重要であることを見出し研究を展開してきた。これまでの研究成果と今後の方向性に関して講演する。
(開催言語:日本語 Language:Japanese)
主催:JSPS 研究拠点形成事業
Core-to-Core Program「時空間ウイルス学の国際拠点形成拠点」
共同利用・共同拠点「ウイルス・幹細胞システム医生物学共同研究拠点」
世話人:京都大学医生物学研究所 免疫制御分野
生田 宏一 Mail:ikuta.koichi.6c*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください。)