医生研について
研究について
ホーム > SEMINAR / EVENT > 【Seminar Series of Lab. of Tissue Homeostasis】Centromeres at the Crossroads of Growth and Quiescence
2024年11月26日
【Seminar Series of Lab. of Tissue Homeostasis】Centromeres at the Crossroads of Growth and Quiescence
日時: 2024年11月26日(金)11:00~12:30
場所: 京都大学医生研 2 号館 1 階セミナー室 (104)
演者: 江刺 史子 Fumiko Esashi
Professor of Molecular Biophysics
Sir William Dunn School of Pathology, University of Oxford
演題: セントロメア:ヒト細胞における分裂・静止期での機能維持
Centromeres at the Crossroads of Growth and Quiescence

講演要旨

セントロメアは、染色体の正確な分配を保証する重要なゲノム領域ですが、そのDNA 配列は種や個体、細胞
タイプ、さらには同じ細胞内の異なる染色体間でも顕著な多様性を示します。このような配列の多様性にも
かかわらず、セントロメアはさまざまな生物学的環境において基本機能を維持しています。本講演では、セ
ントロメア領域で頻繁に起こるDNA 切断と修復を含む、セントロメアの動的な性質と可塑性がその機能に
与える影響について探ります。また、分裂中および静止期(非分裂期)のヒト細胞において、セントロメア
DNA が機能性を損なうことなく進化するメカニズムを解説し、セントロメア動態がヒトの健康や疾患に及ぼ
す生理学的影響についても考察します。(開催言語:英語  Language:English )

 

世話人:京都大学医生物学研究所 組織恒常性システム分野
豊島 文子 (ftoyoshi[@]infront.kyoto-u.ac.jp)

1126_Seminar(Fumiko Esashi_University of Oxford)