RESEARCH
当施設では、実験動物の日常的な飼育・管理を施設長(兼任教授)、助教1名、技術職員3名、非常勤職員14名で行っている。動物実験を行うにあたっては、生命倫理・動物福祉に十分の理解と配慮をして実施する事が大前提である。この原則を周知・徹底させるため、動物実験に従事する者は、動物実験に関する法規制・内規、動物実験実施にあたっての原則、実験動物の取り扱い方等についての全学講習および所内講習を受講することが義務付けられている。また当施設では、SPF(Specific Pathogen Free)マウスを得るためのクリーンアップ、凍結受精卵・凍結精子の作製・保管および生殖工学技術を駆使した遺伝子改変マウスの作出等の研究支援業務を行っている。最近、CRISPR-Cas9ゲノム編集法を用いた簡便な遺伝子改変マウス作出技術が開発された。当施設でもこれらを積極的に取り入れて、利用者の利便性や3Rに基づくマウス作出をこれからも実施する。