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2022年8月2日
【医生研だより第2号】第16回公開講演会を開催しました。(2022年7月9日)

2022年7月9日(土)、京都大学医生物学研究所 第16回公開講演会が開催されました。4月にウイルス・再生医科学研究所から改称し、
医生物学研究所として記念すべき初めての公開講演会ということで、「医生物学研究所の船出」のテーマで若手教授の伊藤貴浩教授・
望月敦史教授が登壇いたしました。また、3年ぶりに京都大学百周年時計台記念館における現地開催となりました。

本講演会では、河本宏所長によるご挨拶に始まり、伊藤教授による「細胞の中から見える「幹細胞」と「がん」の共通性と固有性」、
望月教授による「生命システムを数理で解く−遺伝子と遺伝子の関係性を理詰めで考えると…。」の2講演が行われました。
伊藤教授の講演では、がんとは何か?という広い問いかけから始まり、さらに近年明らかになった、がん細胞に潜む幹細胞である「がん幹細胞」
について最新の知見をご紹介いたしました。望月教授の講演では、近年急成長している数理生物学について、「リンケージロジック」を
用いたホヤの遺伝子制御ネットワーク解析とその実証実験を取り上げてご紹介いたしました。どちらの講演も、リアルタイムなアンケート形式や
クイズ形式で進行し、視聴者参加型で和気藹々と進行しました。

今回の公開講演会では、高校生からベテラン研究者まで幅広い方々にご参加いただきました。質疑応答では、素朴な疑問からハイレベルな
質問まで様々な議論が飛び交い、講演終了後も先生方への質問の列ができるほど大盛況となりました。

今回の公開講演会にご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。医生物学研究所では、これからも様々なイベントや
広報活動を通して、皆様に最新の研究内容をお届けしてまいります。今後もぜひご参加いただけますと幸いです。

伊藤教授による講演 望月教授による講演