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2023年5月16日
SARS-CoV-2オミクロン株の進化パターンの一端を解明―スパイクタンパク質の収斂進化が適応度の高い変異株の出現に繋がる―

橋口隆生 医生物学研究所教授、木村香菜子 同助教、高山和雄 iPS細胞研究所講師、出口清香 同大学院生、佐藤佳 東京大学教授らの研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan(G2P-Japan)」は、オミクロン株の進化過程において適応度(流行拡大能力)の上昇に寄与した変異を同定しました。進化系統解析により、様々なオミクロン亜株がスパイクタンパク質の重要な5箇所のアミノ酸残基において変異を収斂的に獲得していることを明らかにし、5つの変異を全て獲得したBQ.1.1株の性状、構造、病原性を明らかにしました。

詳細は、京都大学のホームページをご覧ください。