2019年06月07日 理論生物学セミナー |
日時: | 2019年6月7日 (金)13:00~ |
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場所: | 京都大学ウイルス再生研2号館 (旧ウイルス研本館)1階セミナー室(104) |
演者: | 東 俊一 先生 名古屋大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻 |
演題: | ネットワークシステムの構造的安定性 |
講演要旨
複数の動的システムの相互作用によって,大域的な機能を発現するシステムをネットワークシステムという.制御工学の分野では,スマートグリッド,コネクッテドカー,生体システムなどへの関心の高まりを背景に,ネットワークシステムが主要な研究対象になっている.一般に,ネットワークシステムは,構成要素の特性に相当する「要素ダイナミクス」と,つながりに対応する「ネットワーク構造」の組だと考えられるが,システムの規模が大きくなるに従い,要素ダイナミクスを同定するのが困難になることが知られている.そこで,構造的安定性,つまり,「要素ダイナミクスが未知である条件のもとで,システムの安定性が保証されるネットワーク構造は何か?」が重要な問いとなる.本講演では,この構造的安定性に関する講演者らの最近の成果を紹介する.
(言語:日本語 Language: Japanese)
主催 | 京都大学ウイルス・再生医科学研究所 |
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世話人 | 数理生物学分野 望月 敦史(TEL:075-751-4612) |