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2026年10月5日
全自動デジタルバイオ分析装置の製品化試作品の開発に成功―感染症迅速診断・がん早期診断などの社会実装に向けて―

COWFISH2A+: A Versatile and Accessible Platform for Digital Bioanalysis

Tatsuya Iida, Hajime Shinoda, Mami Yoshimura, Asami Makino, Taichi Yoshimura, Masaharu Nakazawa, Hiroshi Hayakawa, Yasushi Kogo, Kosuke Miyauchi, Takeshi Noda, Toshiaki Ban, Hiroaki Takeuchi, Masashi Toyoda, and Rikiya Watanabe

Cell Reports Physical Science (2026)

DOI: https://doi.org/10.1016/j.xcrp.2026.103587

概要

微細構造ウイルス学分野の野田岳志教授は、理化学研究所の渡邉力也主任研究員、飯田龍也テクニカルスタッフ、東京都健康長寿医療センター研究所の豊田雅士研究副部長、バイオテック株式会社の長倉誠代表取締役社長、東京科学大学の武内寛明教授、いすみ医療センターの伴俊明名誉院長らとの共同研究共同研究により、デジタルバイオ分析法を基盤とした全自動小型分析装置の製品化試作品を開発しました。

本装置は、微小試験管アレイを用いた1分子計測技術と、自動分注・画像解析技術を統合した次世代デジタルバイオ分析装置であり、試料投入から測定、解析、結果表示までの一連の工程を全自動で実施します。世界最速の非増幅遺伝子検査法「SATORI法」をはじめとする各種デジタルバイオ分析法を実装可能であり、感染症の迅速診断に加え、がんや認知症の早期診断への応用が期待されます。また、本装置は、理研を中核とした産学医連携のもと、LDT(Laboratory Developed Test)向け製品として社会実装を進めています。

本研究成果は、デジタルバイオ分析法の医療現場への普及と社会実装を加速するとともに、検査装置・消耗品の国産化を通じて、感染症危機への対応力の強化や経済安全保障への貢献に加え、国民の健康寿命の延伸およびQOL(生活の質)の向上に寄与することが期待されます。

本成果は、米国学術誌『Cell Reports Physical Science』オンライン版(10月1日付、日本時間10月2日)に掲載されました。

詳しい研究内容については、下記をご覧ください。

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2026-10-02