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DEPARTMENT OF VIRUS RESEARCHLAB. OF ULTRASTRUCTURAL VIROLOGY

微細構造ウイルス学分野

教授 野田 岳志 教授 Professor

野田 岳志 
Takeshi Noda

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MESSAGE FROM THE LAB

70’sロンドン、世界を変えられると思っていた。これは僕が大学時代に好きだったベルベット・ゴールドマインという映画のポスターに書かれていた言葉です。2019年、世界はたった1種類のウイルスの出現で一変しました。しかし私たちウイルス研究者こそ、その世界を再び変えることができるはずです。次にどのようなウイルスがパンデミックを起こすのかは誰にもわかりませんが、私たちがウイルス研究を大きく進展させることが未来をより良く変えることにつながると信じています。

MEMBER

教授
野田 岳志
Takeshi Noda
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准教授
杉田 征彦
Yukihiko Sugita
WebsiteMail
助教
中野 雅博
Masahiro Nakano
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助教
村本 裕紀子
Yukiko Muramoto
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RESEARCH

ウイルスの増殖機構を探る!

私たちは、インフルエンザウイルス、エボラウイルス、ラッサウイルス、新型コロナウイルスなどの病原性ウイルスが増殖するメカニズムを研究しています。 私たちの研究の最大の特徴は、クライオ電子顕微鏡を用いた構造解析や高速原子間力顕微鏡を用いたナノレベルのイメージング解析です。 また、 ES細胞やiPS細胞由来の呼吸器オルガノイドを用いて、ヒト呼吸器におけるウイルス増殖機構や宿主応答機構の解析を進めています。従来からの研究手法にとらわれず、新しい解析手法を取り入れたり異分野融合研究を展開するこ とでユニークなウイルス研究を行い、ウイルス増殖機構の理解を大きく進展させたいと考えています。

インフルエンザウイルスのゲノムパッケージング機構

電子線トモグラフィーにより3次元再構築したインフルエンザウイルス粒子のモデル図。ウイルス粒子内には8本のゲノムが規則的な配置で取り込まれている。(左)横断面(右)縦断面

エボラウイルスのNP-RNA複合体の構造

クライオ電子顕微鏡法により決定されたエボラウイルスの核タンパク質-RNA複合体の構造。(左)螺旋状NP-RNA複合体(右)NP-RNA複合体の原子モデル (Sugita et al., Nature, 2018)

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