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DEPARTMENT OF Biosystems ScienceLAB. OF Tissue Homeostasis

組織恒常性システム分野

教授 豊島 文子 教授 Professor

豊島 文子 
Fumiko Toyoshima

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MESSAGE FROM THE LAB

私たちの体は、ライフステージやライフスタイルによってその形態や機能を変化させます。例えば「妊娠期」では、脳、肝臓、胸腺、乳腺、皮膚など母体の様々な臓器が妊娠の進行に伴い再編成され、胎児の発生を支えるための母体環境を整えていきます。「老化や肥満」では、慢性炎症を伴う組織の形態変化が起こります。当研究室では、体の生理的な変化に伴う臓器リモデリング機構を解明し、ライフステージを通して体の恒常性を維持するしくみの理解を目指しています。また、生体に備わる臓器リモデリング機構を利用した、新しい再生医療技術や治療薬の開発を目指しています。バイオインフォマテイクス技術開発については、Alexis Vandenbon准教授のリンク先を御覧ください。

MEMBER

教授
豊島 文子
Fumiko Toyoshima
WebsiteMail
准教授
Alexis Vandenbon
WebsiteMail
助教
一條 遼
Ryo Ichijyo
Mail

RESEARCH

生理変化に伴う臓器リモデリング機構の解明と医療への応用展開

「妊娠期」「老化・肥満」における臓器リモデリング機構について研究を行っています。血管/神経/免疫/間質/上皮細胞などの異種細胞間ネットワークが、組織内のメカノフィールドや液性因子と連携して組織・臓器を再編成する仕組みを解析しています。生体内に備わる臓器リモデリング機構を利用した、 再生医療技術や治療薬の開発を目指します。また、母体の臓器リモデリングが、胎児の発生や発達、疾患に関わる可能性について検証を進めています。

妊娠における母体臓器リモデリング機構の解析

妊娠に伴う母体臓器のリモデリング機構と生理機能の解明を目指して、遺伝子改変マウス、単一細胞遺伝子発現解析、in vivoイメージング、力学解析などの手法を組み合わせて研究を行っています。特に、妊娠において急速に拡張する皮膚と肝臓のリモデリング機構と母体―胎児連関を中心に研究を進めています。

老化・肥満における組織変性機構の解析

老化と肥満における皮膚の変性機構について、組織幹細胞、メカノバイオロジー、慢性炎症の観点から研究を行っています。幹細胞とそれを取り囲む微細環境をコンロールするアンチエイジング技術の開発を目指しています。

組織再生・損傷修復を促す治療法の開発

妊娠・老化・肥満における臓器リモデリング機構の成果をもとに、組織損傷修復を促す化合物・生理活性ペプチド・細胞治療について研究を行っています。また、遺伝子治療を目指した遺伝子ターゲテイング技術の開発を進めています。

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